コア便り

【2021/05/17】「原価管理システム導入時の落とし穴」


今回の配信は「原価管理システム導入時の落とし穴」です。

原価管理システムの運用経験が無く初めて導入を検討している企業様と、
既に原価管理システムの運用経験があり再導入を検討している企業様とでは、
待ち受けている落とし穴に大きな違いがあると感じています。

前者の場合は、システムへの期待が関係者毎に異なり、
最大限の投資効果を求めるあまり、システムの導入目的が肥大化し過ぎて、
成功の判断が難しくなることが多い様に感じています。

後者の場合は、列挙された改善課題以外は現行踏襲となるケースが多く、
現行踏襲すべき事項と改善課題との関係や優先順位が不明確な場合に、
原価管理運用のデグレーションを起してしまうことが多い様に感じています。

特に前者の場合、システム導入に慣れていない企業様では、
経営が期待する、これまでは把握出来なかった情報を獲得するために、
従業員はこれまで行っていなかった活動が増え、
しかも月次サイクルの活動期限が設けられることで益々忙しくなることを、
事前に想定出来ず、こんな筈では無かったと悔やむケースもあります。

また、企業様の事業特性により、
儲けを生み出すタイミングが実行予算作成の前か後かの違いによっても、
原価管理システムの導入効果に大きな差が出ます。
自社の原価管理プロセスが普通であり、
パッケージも自社の原価管理プロセスに合致している筈と
思われている企業様も多くあります。

原価管理システムは関係者が多岐に渡るため、
システムの導入目的と安定運用のための準備を綿密に計画し、
関係者全員が強い意志で立ち向かうところから始まります。
システムを購入すれば夢が叶うと考えるところに
何よりも大きな落とし穴があると感じています。
弊社では建設業OB社員がこの活動を有償でご支援しています。

一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様方のご健康をお祈り申し上げます。

潟Rア・システムデザイン 代表取締役社長 野崎哲司